へぎ蕎麦について

 布海苔を蕎麦粉に混ぜ手繰りと呼ばれる一口程度に丸めて片木(へぎ)と呼ばれる木の器に盛られた蕎麦です。

 へぎは「剥ぎ」板で作った四角の器ので、この器に1口程度に丸めるように盛り付けることを手繰りといいます。
 府海苔は、2月から4月が採取期の海藻の一種で、つなぎに使うことでこしの強い蕎麦になります。このこしがなければうまく手繰りができません。また、枌蕎麦の独特の食感と喉ごしは、府海苔によるものと言ってよいでしょう。

 新潟は十日町で修行を終えた、店主による独特なへぎ蕎麦を是非とも御賞味ください。